伊藤塾は、司法書士、弁護士、行政書士、公務員など法律系資格の代表的なものだけ扱う資格専門学校です。
LECや早稲田セミナーなど他の専門学校に比べてまだ誕生から若く、知らない人も少なくないでしょうが、毎年合格者は結構出ています。
講座内容の特徴として耳に入るのは、答練や模試の問題に珍問が少ないという声があります。問題を数多くこなしたい人にはいい情報だと思います。
弁護士受験に力を入れてきた学校だけに、近年の司法書士試験の難化傾向に対応しやすいノウハウがあるのではないかと期待できます。
講師陣は記述式対策で有名な方が在籍しています。
私自身も使用した「うかる!記述式」シリーズの山村講師、蛭町講師です。書籍だけでも十分記述式の解法手順が分かりますが、この方達の講義を受講できるのは大きな特徴でしょう。
独学の人は記述式の効率的な解き方に悩むことがあると思います。専門学校の利用を考えているなら、記述式の苦手意識が吹っ飛ぶ解法思考を講義で受けてみるのも検討してみたらいいと思います。
伊藤塾をあまり知らなかった人はLECなどに比べてマイナー校ではないかと心配するかも知れません。
ですが校舎の立地、講師陣の数、講座数、インターネット受講など他予備校と同じ体系を設けています。
またネット受講では2倍速までの再生が可能。時間がない人や、繰り返し見て覚える学習方法を使いたい人にぴったりです。ネットの受講ではこの倍速再生ができないこともあるので、伊藤塾のネット配信システムは効率的に学習することができます。
同じくネット上ではドリル形式の問題も用意されており、数多く問題をこなす必要のある司法書士試験ではこのテンポよく解ける教材が力を付けてくれます。
このように、伊藤塾の自宅での受講は、校舎受講のデメリットを補って余りうる効率のいい勉強が可能です。
おすすめは1.5~2.0倍速での受講。
他ページで書いたように、私はテキストはがっつり真剣に読むのではなく、最初は軽くでいいから複数回読むことで学習しました。
こうすることによりかなり頭に知識が入ってくるのですが、ネットの倍速視聴なら講義で実現できるため、講師陣の解説が見に入りやすいのではないかと。
通学講座ではどうしても集中力が持たなかったり、ボケーッとして一部を聞き逃します。でもそれは誰でもそう。
そもそも一度の講義で全て理解なんて無理です。1度より2度、3度と早回しでいいので見ることで、講義の本当の力を手に入れることができると思います。
集中力が持続しない人は通学に無理に通うより、こういった倍速再生ができる講座を取ったほうがいいのではないでしょうか?