さて、LECなどの専門学校もNEWTONソフトによるパソコン学習も続かない。でもってできるだけお金もかけたくない。その結果独学という勉強方法を選びました。
とりあえず何かに手をつけないといけないと思い、数年前に使っていた過去問を引っ張り出してきました。民法ならそんなに改正されていないだろうし、これからやっていく勉強の雰囲気の確認程度には使えるだろう思ったからです。
使った過去問は東京法経学院のものです。たった1冊しか持っておらず、これが司法書士試験のリベンジのスタートとなりました。
そもそもこの過去問を初めて解いた数年前は、全く意味不明でただ読んでいるだけの状態でした。そのためでしょうか。錯誤や代理の中のさらに基礎的なことしか分かりません…動機の錯誤は要素の錯誤に当たらないとか、動機が表示された場合はどうだとか、そういったほんの少し踏み込んだ論点でもう意味不明でした。
とりあえず過去問は何回か解く、読む。これまでの勉強の経験から試験勉強の鉄則としていたので当然同じ事をしました。
ところが…
2回目でも3回目でも分かりません。というか問題の意味が分からなくても、どれが答えなのか覚えていそうな肢がある程度出てきそうなはずなのに、それさえもない、全く持ってお手上げでした。愕然としましたね。記憶力ここまで落ちているの?マジで!?
もうこの試験に受かるとか受からないかというより、自分の頭の劣化具合にショックでした。学生の頃ならこれでゴリ押しで何とかなっていたはずなのに。
いや、司法書士試験が難しいから。過去問から勉強するなんてそもそも不可能。でもやっぱりそれにしてももう少し解けないかい?
そんな自問自答が続くようになりました。過去問を読んでいるのか上記のような苦悶に苦しめられているだけなのか分からなくなってきました。
正直お先真っ暗でした。なんという道を選んだと。でも5ヶ月しかない。受かるはずがないとは思いつつも、なぜか一応形に仕上げて本試験に望みたいと思っていたため、他人から見たら全く持ってアホな焦りにアタフタ。
でもやるしかなかったのです。何が正解かも分からず、次は過去問を揃えるというとりあえずの策に打って出ました。揃えれば何かが変わると思っていたのかもしれません。
過去問マスター?そんな名前だったかな??